出版社にブログを見つけてもらい、「本を書いてください」と出版社にお願いされるのを待つのも手ですが、時間ももったいないので、積極的に出版社の編集者と接点を持ち、名刺交換をして、どんどんブログを見てもらうように働きかけましょう。
編集者との接点を持つのに一番いい機会は、著者が出版を実現したときにお世話になった方々を招いて出版記念パーティーを催すのですが、そこに参加することです。
ほとんどの場合がメルマガなどで参加者を募りますので、著者のメルマガをチェックし、積極的に参加するようにしてください。
あとは、よくある出版するための出版セミナーなどに、出版社の編集者がゲストとして参加されることもあります。
必ず参加されるわけではありませんので、セールスページで編集者の参加があるかどうかを確認してから申し込むようにするとよいでしょう。
実際に出版社の編集者と会って自己アピールするチャンスは、名刺交換をするときの 1分程度の時間しかありません。
その1分間で、いかに自分の存在に興味を持ってもらえるかが勝負になります。
しかし、あまり時間がなくて十分にアピールできず、後で思い出してもらえないとい うこともあると思います。
そこで、名刺をツールとして使うようにしましょう。
通常の名刺ではなく、自分の強みや実績など、自分の引き出しをすべて盛り込んでください。
そこに記載したことをフックにして、会話を弾ませるのです。
このときに編集者の興味をひきつけることと、自分の強み、そして人柄(不快感を与えなければ最低限はクリア)を伝えられれば合格です。
もし、そこまでのことができなかったとしても、せめて名刺を見直したときにブログを見たくなるような努力はしてください。
たとえば、「〜なのに、○○をして、××した●●の方法について書いてます」というのに編集者は弱いです。
「〜なのに」でギャップを演出し、「○○をして、××した」で知的好奇心をくすぐり、「●●の方法」には数字を入れることでノウハウを際立たせます。
できたら、さらに「○○○○で検索したら出てきます」といえたら最高ですね。
これで、ブログを見ない編集者はいないはずです。
逆に、名刺交換で気をつけてもらいたいこともあります。
それは、たまに奇をてらった名刺を出して、あたかも突っ込んでもらいたい素振りをされる方がいらっしゃいます。
これは逆効果です。
編集者はたくさんの方々と名刺交換をされますので、聞いてもらうスタンスではなく、積極的にアピールしたほうがよいでしょう。
あとは、勝手にメルマガに登録される方もいらっしゃいますが、これは絶対にやめてください。
●編集者との名刺交換で注意すべき点
- 名刺交換時の短い時間で自分をアピールする
- 名刺は自分の強みや実績など、引き出しをすべて盛り込む
- 会話を弾ませ、自分の強みと人柄を伝える
- 自分のブログを見てもらうための工夫も大切
- 奇をてらった名刺を渡し、突っ込んでもらうことを期待しない
- 名刺のメールアドレスにメルマガやDMを送りつけない